特別な縁 ―支合干合(天地徳合)―

特別な縁-支合干合- 四柱推命

占いを始めるきっかけだった

私は、四柱推命の中で取り組んでいるテーマがあります。それが支合干合しごうかんごう(天地徳合)です。

なぜこれをテーマに取り組んでいるかというと、四柱推命をはじめるきっかけになったのがこの支合干合だからです。(ここでいう支合干合は、相手と自分の関係性でみる話です。自分の命式中で起きている場合や、運勢と合わせて成立する場合は今回関係ありません)

用語補足
支合(六合りくごう)……特定の十二支の結びつき、組み合わせ。
干合…..特定の陽干と陰干が強く結びつくこと。組み合わせ。
支合干合(天地徳合)…..支合と干合両方成立している状態。(詳しくはトップ画像をご覧ください)
※私は基本的には日干同士で成立する場合を見ます。

私は20代の頃、付き合っていた彼氏と何度も別れ話をして元に戻る、をずっと繰り返していました。1度は1年間全く会わない固い決意をし、連絡先を全てブロックしていたほどでした。それでも相手から手紙が届き、1年後には会って復縁してしまったのですが。こんなことを1人の人に6年ほどしていました。

今振り返れば、共依存だなと他のファクターもわかるのですが、当時はずっと納得がいかず、友人が教えてくれた占いへ行って見てもらったのです。それが四柱推命でした。

その先生は、「これは、腐れ縁。相当なことをしないと縁を切るのが難しい「支合干合」である。よっぽどのことをしないと簡単に切れない」と教えてくれたのです。

当時、四柱推命のしの字も知らなかったので、何もわからなかった私ですが、それでもその言葉を聞いて納得がいき、私は諦めました。モヤモヤした理由がわからない長年の悩みでしたが、次に進むため、背中を押してもらったような気がしたのです。抗うのを諦め、受け入れることにしました。

それから四柱推命の教えを請い、学び、対策を実践し、今に至ります。最近は、当時自分が言われた支合干合の話をお客様にしているので、なんだか不思議な気持ちです^^

だから支合干合の鑑定は、私にとっても特別なのです。

鈍いという性質がもたらすもの

支合干合を最高の相性、素晴らしい相手、という方もいるようですが、私はそのように見ません。

最高の相性ですね、と言わずなぜ腐れ縁というかというと、「切れない」=居心地が良い、感覚が鈍る、楽な方に流れる感覚があります。これは精神的な干合、肉体的な支合、両方の面があるからです。

感覚が鈍くなければ、快感も刺激も、魅惑も、いつか危ないと判断したり、そのうち飽きたりするでしょう。しかし感覚が鈍いので、ずっとぬるま湯にいたくなる/それがいいと思いやすくなる/また求める。そんな性質があります。

良いと言い切れない点
・不倫や複雑な恋愛関係の場合、別れにくい
・最初は仲良くなりやすいが、そもそも全く違う十干、五行なので違いを顕著に感じてくる
・体の相性が良いことが多く、話が複雑になる(相性がいい支合順位はある)
・判断力が鈍るため、結婚、金銭などに対する常識が不足しやすい

この事例は必ず交際に発展するわけではないのですが、結婚の適齢期や運勢の影響が強い時に出会ってしまったら。特に支合干合の場合は、男女を意識してしまったら<長期戦>になることが多いので、そこがもう前提の話になってきます。

良いことばかりではないのに縁は切れないということは、深く相手と向き合う難しさを意味します。

これが干合のみの場合だと、そこまででもないと思います。干合の場合も結びつきやすい性質があるので、夫婦やカップルになっている人は多いのですが、(実際私は両親も干合夫婦です)支合もある方が強いと感じます。(干合は良い干合と、良くない干合があります。支合のみでも仲良い人も当然いますが、命式の状態によりますね)

私の場合は、自分にとっては良い干合でも支合でもありませんが、色々と大変な付き合いの中でも得られたことはありました。でもこれは短期的にはわからなかったことで、後から振り返れば感じる良い点です。

良い点
・別れにくい、縁が切れにくいので長期的な交際、結婚をすることができる
・性質の違いを尊重し合えば、自分の人生にない視点や、気づきを得られる
・話がしやすく、コミュニケーションが取りやすい、仲良くなりやすい
・体の相性が良い傾向が強い
・長い目で見ると、相手の人生と自分自身に深く向き合うことになり、人間として深い洞察を得られる
用語補足
十干……古代中国で日にちを表していたもの。現在は年や月、時間にも使われて暦になっている。
甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸の10種類。

交際にはタイミングや力量も大事

支合干合の相手と出会う確率は、100人に対し、1〜2人くらいらしいので、そんなに頻繁に出会うわけではありません。ちなみに私は周りにもう一人いるので、(異性)すでに2人出会ってますが! めちゃくちゃ話しやすいので、あれ?もしかして…とわかるものがありました(カンがいいのか?)そのもう一人の人と恋仲になっていないのは、タイミングや運勢、年齢、持っている力量が多いに関係あります。

なので、支合干合の人と必ず男女の仲になるわけではないので、始まらなくても問題ありません。(始まらないのが問題じゃなくて、始まった時の方が問題というか…)※良いことばかりではないので、支合干合相手わざわざ探さなくても大丈夫ですよ!(よくどこにいるんですか?とか聞かれますが、良いことばかりじゃないのでお勧めしているわけではありません…。必要な縁であれば出会うと思いますが)

個人的には、支合干合相手でも交際に至らない考察をもっとしたいと思っていますが、お客様からは中々ないので、四柱推命わかってる人からデータもらってじっくり考察…できたら良いなあと思います。今後の課題です。そもそも見かけることが少ないので、まだまだ集まらないんです…。

ちなみにタイミングといえば、前述したパートナーと交際したタイミングが、干合の年、干合の月、干合の日です^^;(ウヘェ…)もちろん四柱推命一切知らない時です。SNSでも投稿しましたが、私に特殊なカンがあるのかもしれませんが…同じような事は年運で特によく見かけますね。

支合干合をテーマに取り組んでいるため、一度SNSで、我こそは腐れ縁!という方の生年月日を募集したことがあるのですが、(※一般の方に向けて)何件か見ましたが全部支合干合ではありませんでした。(※腐れ縁と感じやすい要素は四柱推命的に他にもあるので、支合干合だけが〜というわけではありません。私のテーマに合わなかっただけ。)

体験しているから真剣

占いに来られるお客様は、すでに交際していたり、異性として意識している相談しかほぼ来ません。なので見かけると、当事者でもある私は毎回マジで真剣に話しているのですが、だからか今まで鑑定した支合干合のお客さまはリピートしてくださる方が多いのかなと思います。支合干合のカップルのご相談、いつもあるあるすぎて大盛り上がりするんです^^;わかりみが深すぎて…笑

自分自身でもそうですが、この関係性において、簡単な対処方法はありません。ですが、心構えや、似た境遇からのお話はできます。あと持続しやすいポイントがあるかどうかとか、お互いの力量からみる対策や傾向、運勢ももちろん合わせてみます。いくら支合干合と言っても、個人の運勢はしっかり関係ありますから。

あとつい他の人と比べがちですが、その時の感覚の話や違いとかね。これはもう支合干合の人と付き合ったことある人しかわからないと思う。別れたい場合は、何かを利用して別れることができないか考えます。それくらいしないと難しい気がするので。ちなみに支合干合でも別れた夫婦知っていますが、かなり人生において特殊なことや大きな出来事があった時に別れています。

私自身、まだまだテーマとして取り組んでいる最中ですが、『腐れ縁かも』『つい会ってしまう』など気になることがあれば、よかったら鑑定受けてみてくださいね。実体験として、詳しく話ができる四柱推命の占い師はそんなにたくさんいないんじゃないかなと思ってます。

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