なんの占いでもやたらと言われる
私は同業者の方からの占い依頼は、全て相互鑑定を条件にしています。(※占いあいっこ)なぜなら私も占いが好きで、占い受けれるからラッキー!と思うからです(単純)
今月、相互鑑定を5人ほどさせていただいたのですが、私自身の、恋愛やパートナーとの関係性について言ってくださる方ばかりでした。
相互鑑定していただいたのは、西洋占星術、タロット、霊視、だったので東洋占術は入っていません。どの方も、私は仕事の相談内容で占ってもらったのですが、どうしても恋愛が気になると伝えていただきました。占術違っても共通して訴えてくるものがあるんだなと感心したのです。面白いですよね。
実は、長年付き合っているパートナーが、結婚したいと最近ずっと言っていたのですが、私は結婚願望がない上、この何十年、色々覚悟を決めて付き合うくらい大変だったので、これ以上何か背負うのは疲れるなと思い、のらりくらりかわしているのです笑 占ってもらう時に特にこの話は言わなかったのですが。「そろそろパートナーのことを考えないと」「逃げられない」「真実の愛が来ている」と皆さん見抜かれていました笑 皆さん凄腕! !
結婚願望がある人からすると、いいな〜!とか、おめでたいと言ってくださるのですが、私の胸中はお祝いムードでは全くありません^^;(シンドイ…)誠意がないとか真面目に向き合えとか思うかもしれませんが、普通の方ならとっくに別れているくらい本当に大変な十数年を、自分でも真剣に向き合ってきた自負があるので、ステージを変える元気があまりないんです。(相手の命式も大変なんですよ)
で、まあ自分で四柱推命で見ても、やはりがっつり社会的地位に変化やプレッシャーがやってくる運勢なんですね。見ないフリして仕事のことだけ見てたんですけど笑
なので、今回は四柱推命でみる結婚の時期の良し悪しについて、私が思うことを書こうと思います。
財星と官星
四柱推命で結婚を見るときは、やはり財星、官星が定番です。出会いから言うなら食傷と財星ですね。
単純な読み方で言うと、結婚の星を持っていたらできる、と読みたくなりますが、あまりにも星が旺じていると難しいことはあります。なので力量を把握するのは必須です。また、運勢で結婚の星が回ってきたら結婚できるという考えになりますが、これも自分の命式にどう影響を与えるかの力量を読まねばなりません。絶対に。
私は官星を用神とすることはあまりないのですが、(一部の条件では用います)官星は別名「いじめ星」と私の師はよく言ったものです。いじめ(厳しさ)に耐えれるだけの本人のエネルギーや状態があれば、適度な抑えを以てして、社会的な地位、成功を表す結婚を受け取れますね。女性にとって官星は夫を表し、剋の関係性なので、夫からどのようにやられるか。やられる影響が強大だと、決して結婚が良い始まりになるとはいえないと見ることもあります。耐えに耐えて吉に転ずることもありますが、それも本人の持っている命式の状態を見ないといけません。
用語補足
食傷……四柱推命でいう通変星、食神と傷官のこと。(漏星/泄星ともいいますが私が好んで使っていないだけです)
財星……四柱推命でいう通変星、偏財と正財のこと。
官星……四柱推命でいう通変星、偏官と正官のこと。
命式……四柱推命で使う、生年月日から出した式のこと。年、月、日、時の4つを柱に見立てて表している。原命式、原命局ともいう。
用神.....取り入れることでその人にとって人生を良くすることができるもの。運を拓く星。結果的に吉の作用をしたり、努力、目標指針を示す。偏ったり、歪みがあれば運勢を修正していくために用いる。楽しく喜ばせるだけのものとは限らない。様々な用神取扱法がある。
もともと命式に財星や官星の影響が強く、運勢によってそれがさらに強まる方は、縁がありすぎて結婚に踏み切れなかったり、実家の影響が強すぎて至らなかったり、結婚したとしてもしんどい状態で受け入れてしまったりすることもよくあります。また、官星が多い女性の方は結婚したい男性から人気ありますけど、本人の気持ちを大切にしないと後々結婚生活に影響が出てくる方も結構おられます。(偏正官交集/官殺混雑など)
男性は財星が多い(偏正財混雑/財星混雑など)と色々異性面で大変な方もおられますが、身弱でない場合や、財を上手く活かせている場合は結婚生活も上手く回せている所感です。相手を見る時に、運勢でど〜みても一時的に調子に乗っておられる場合はお勧めしないこともありますけど笑
他に、自星が強く巡ってくる運勢も、独立や自立と見るので、結婚願望がある方には自分から動いてチャンスと見ることもありますが、身旺すぎて空回りすることも多々あるので、この辺りの見極めは力量が本当に大事です。十干での影響もね。
用語補足
自星……四柱推命でいう通変星、比肩と劫財のこと。
身弱……自星や自星を増やす要素が少ない命式のこと。判断ポイントは流派によって様々。弱いから悪いというわけではない。
身旺(身強)......自星や自星を増やす要素が多い命式のこと。判断ポイントは流派によって様々。強いから良いというわけではない。
十干……古代中国で日にちを表していたもの。現在は年や月、時間にも使われて暦になっている。
甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸の10種類。
私は、鑑定でしたら、できることなら用神が巡っている運勢で、いい人と出会ったり結婚してほしい気持ちがありますが…中々現実はそう上手いタイミングばかりではありません。
なので、結婚のタイミングや縁が来ていればチャンスはあるけど、本人の状態によっては気をつけないといけないことや、相手との向き合い方で運勢を乗りこなすお話をすることが現実的には多いです。
官星や財星がもともとない方でも、運勢で来ることはありますし、もちろん運勢で来なくてもできることもあります。四柱推命では結婚にあまり向いていないタイプ、と言うのもありますが、相手によっては特別な縁ができたり、期間限定で出会いやすい行動ができたり、巻き込まれたりすることもあります。本当に運勢って不思議なものだなと思います。結婚の運勢が来てないから、結婚の星がないから どうやってもできない、と言うことではないんです。ちょっと難しい、またはスムーズに行きにくいなりの理由はあるけど、何かしらの対策はありますし、時期が訪れるまで出来ることをやるという手もあります。
私自身、四柱推命でみるとあまり結婚向いていないタイプですが、自分の気持ちは横に置いといても、結婚の話が出てくるくらいですから、時期や相手やタイミングによって結婚の可能性は高めれますよ。
おまけ (自分の小話)
私自身の話に戻すと、今運勢で未が回っているので、三合木局が会局してしまうんです。三合が会局すると良い風にみる方もいるかもしれませんが、私は半会ですでに悪神と見ているので、もうお腹いっぱいです^^;疲れているよぉ〜
用語補足
三合木局(会局)……亥、卯、未の生旺墓の組み合わせで成立するもの。木の五行が強まる。
半会……合のうち2つ成立している状態。私は局の場合は四正支(卯、午、酉、子)が必須でみます。
悪神……忌神ともいう。命式中で悪い働きをしているもの。歪んだり、偏ったりバランスを崩したりしているもの。
この未で揃ってしまうことで、財星、官星、食傷のトリプルの性質がいっぺんにやってきます。自分の体感では、食傷>官星>財星の影響の感じです。命式の具合から、どれか一つに絞ることはしていません。
官星が結構効いている理由としては、月柱の天干に己の偏官があるのですが、この月干自体は無根ですが、運勢によって通根します。年でもなく時でもなく、月柱なので余計にキツイのです。配偶者とか社会的要素が…。まっ、すでに疲れていますが!今まで表にだけあった官星が通根するので影響力がすごいんですね。さらに今年2025年は巳年だし。来年だって午だ。そのあとの未が空恐ろしい。えーん。結婚願望がある人なら多少しんどくてもありがたいと思うでしょうけどね。私は身弱寄りの身中なので耐えるの大変。
さて、どうしたものか。ああ、仕事していたい。しばらくは抗います笑
用語補足
無根……天干と同じ五行の地支が命式にないこと。
通根……天干と同じ五行の地支が命式にあること。天干を強める働きがある。
月柱……生まれ月の十干と地支。
色んな角度から結婚に対してアプローチを考えます
鑑定では、結婚したいという人には、タイミングはどうか、来るとしたら本人にどのような影響が起きそうか、相手の状態や相手の運勢はどうかなど、多角的に鑑定いたします。1つのファクターだけで判断しないのが、プロが行う四柱推命の本髄だと思います。できる、できないではなくて、多少難しくても心がけることや、今できることをなるべくご提案いたします。紹介がいいとか、身内との関係性を気をつけるとか、いつもの恋愛癖を変えてみるとか、こういう人がおすすめ、とかね!まあどうやっても難しい時はあるんですけどね。
あと結婚したいって言ってるけど、命式みたらそうでもなさそうだなと言う方は割とすぐわかるので、じゃあどういう気持ちからそれは来ているのかお聞きしてお話しすることも多々ありますね。自分の気持ちを確認するのにも占い、おすすめです。
よかったらご興味ある方は、鑑定受けてみてくださいね。